ビジネスで活用できる注目論文解説

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理念改定、捨てずに「組み替える」という道 オムロン・2回の理念改定を16年間追った事例研究

理念改定、捨てずに「組み替える」という道 オムロン・2回の理念改定を16年間追った事例研究

戦略・マーケティング 2026年10月8日 65views コメント:0

オムロンが2回の理念改定でやった"組換え的継承" 相次ぐ企業の理念改定。その鍵は、過去を白紙にする大転換ではなく、受け継いだ要素の配置と優先順位を組み替える「組換え的継承」にある。そんな示唆を与える事例研究を紹介します。 大手電気機器メーカー・オムロンの2回の理念改定が示すのは、理念の見直しは「過去との決別」ではないということです。創業者の思想「企業は社会の公器」も、「われわれの働きで われわれの生活を向上し よりよ…

戦略・マーケティング

理念改定、捨てずに「組み替える」という道 オムロン・2回の理念改定を16年間追った事例研究

理念改定、捨てずに「組み替える」という道 オムロン・2回の理念改定を16年間追った事例研究

戦略・マーケティング 2026年10月8日 65views コメント:0

オムロンが2回の理念改定でやった"組換え的継承" 相次ぐ企業の理念改定。その鍵は、過去を白紙にする大転換ではなく、受け継いだ要素の配置と優先順位を組み替える「組換え的継承」にある。そんな示唆を与える事例研究を紹介します。 大手電気機器メーカー・オムロンの2回の理念改定が示すのは、理念の見直しは「過去との決別」ではないということです。創業者の思想「企業は社会の公器」も、「われわれの働きで われわれの生活を向上し よりよ…

人事・組織

タレントマネジメントと戦略人事、2つの人事論はうまくリンクしていない 論文1,662編の調査より

タレントマネジメントと戦略人事、2つの人事論はうまくリンクしていない 論文1,662編の調査より

人事・組織 2026年10月2日 159views コメント:0

目指す先は同じ、語る言葉は別 人事の会議で「タレントマネジメント」という言葉を聞く機会が増えました。以前からある「戦略的人的資源管理」と、どう違うのか。学術論文1,662編のキーワードを数えた研究が、その答えを示しています。 1980年から2020年に刊行された英語論文から著者自身が付けたキーワードを抜き出すと、タレントマネジメントは616回、戦略的人的資源管理は368回。前者が後者のおよそ1.7倍です。2009年ま…

起業・イノベーション

創造的成果に効くのは、多様な人材より多様な外の接点

創造的成果に効くのは、多様な人材より多様な外の接点

起業・イノベーション 2026年10月5日 109views コメント:0

効いていたのは、チームが外で会う相手の幅 新しい企画を立ち上げるとき、まず考えるのはメンバー構成です。違う部署から、違う年代から、なるべく多様に。その常識を、400件の企画プロジェクトを調べた研究が揺さぶっています。 メンバーが多様であるほど、多様な視点が生まれる。そう考えるのが自然です。東京都立大学の竹田陽子先生は、論文「多元的視点取得が創造的成果に与える影響」で、その道筋をデータで確かめました。 調査は2020年…

財務・会計

IT投資が増えても、行政コストは下がっていない 日本の行政報告データ分析

IT投資が増えても、行政コストは下がっていない 日本の行政報告データ分析

財務・会計 2026年10月7日 67views コメント:0

期待とは逆を向いた、551市の決算 住民票をコンビニで受け取れる市が増えました。窓口の行列は短くなり、職員が書類を出す手間も減ったはずです。では、その分だけ市の費用は減ったのでしょうか。日本の551市の決算を調べた研究が、この問いに答えています。 日本大学の石川恵子先生らは、論文「地方自治体におけるIT費用・資産が行政コストに与える影響」で、IT費用とソフトウェアが行政コストを下げているかを検証しました。 対象は日本…

ガバナンス・サステナビリティ

訴訟リスク低下で、ステークホルダー活動が平均43%増

訴訟リスク低下で、ステークホルダー活動が平均43%増

ガバナンス・サステナ 2026年9月24日 220views コメント:0

監視が緩んだ経営者は、外に目を向けた 監視の目が緩んだとき、人は手を抜くのでしょうか。経営者を株主の圧力から解放したら何が起きるのか。その実験に近い状況が、米国の州法改正によって生まれていました。 株主の監視が緩めば、経営者は楽をするか、自分の利益を優先する。企業統治の議論は、おおむねこの前提の上に立っています。規律がなければ組織は緩む、という感覚は、管理する側なら誰しも覚えのあるものでしょう。 香港科技大学のEun…

データ・AI

コロナで日本のDXはどう変わったのか 日経2897記事からの検証

コロナで日本のDXはどう変わったのか 日経2897記事からの検証

データ・AI 2026年8月7日 385views コメント:0

「電子化」から「変革」へ:コロナが促したDX進化 COVID‑19(新型コロナウイルス感染症)という社会的ショックによって、社会全体でDX(デジタル・トランスフォーメーション)への認知が大きく変化しました。大阪大学の清水千華先生と同大学の勝又壮太郎先生による論文「COVID-19感染拡大によるショックと社会におけるデジタル・トランスフォーメーションの認知」では、2019年から2021年の日本経済新聞社の発行する4つの…

国際・海外

10年構想を週次で繋ぐ ― ホンダ二輪の世界戦略

10年構想を週次で繋ぐ ― ホンダ二輪の世界戦略

国際・海外 2026年9月14日 252views コメント:0

最適な配置図は完成しない、という前提で戦う 「世界のどこで何を作り、どこへ届けるか」グローバル企業で事業企画をしていると、そんな完璧なグローバル戦略の地図を描こうという状況がしばしば訪れます。 ですが、世界首位(生産・販売台数ベース)を走り続けてきたホンダの二輪事業が教えてくれるのは、「完璧な地図など、そもそも完成しない」という現実を前提にした、泥臭くもタフなものづくりの姿でした。 九州産業大学の横井克典先生は、論文…

思考・デザイン

サイエンス、エンジニアリング、デザイン、アート(SEDA)の総合活用がイノベーションに繋がる

サイエンス、エンジニアリング、デザイン、アート(SEDA)の総合活用がイノベーションに繋がる

思考・デザイン 2026年6月24日 445views コメント:0

「統合的価値」を生み出すSEDAモデルとは 近年、デザインの重要性が産業界でよく強調されるようになりました。しかし、デザイン一辺倒でビジネスができるわけでないことは、皆さんがよく理解されておられることかと思います。同志社大学の延岡健太郎先生は、論文「SEDAモデルによるイノベーション:デザイン・アートを超えた統合的価値」で、デザインと、他の要素をバランスよく調和させるための考え方として、SEDAモデルを提唱しています…

オリジナル記事

生成 AI を使った仕事を評価する【人事評価4シート】  

生成 AI を使った仕事を評価する【人事評価4シート】  

オリジナル記事 2026年9月23日 222views コメント:0

知識共有と予防の貢献を見える形にする4つの評価シート チームを支える部下の貢献を、見落としていませんか。 ミスを未然に防いだ。 ノウハウを共有し、周囲の手間を減らした。 生成AIの出力を確かめ、現場で使える手順に仕上げた。こうした働きを、日常業務の一部だから、AIで作ったものだからと、評価からこぼしていないでしょうか。 会社に必要な仕事こそ、きちんと評価したい。そのために、知識創造・知識共有・組織の安全に関する研究を…

その他の論文

デジタル格差解消への鍵は「協同組合」 民間企業を補う米国のキープレーヤーとは

デジタル格差解消への鍵は「協同組合」 民間企業を補う米国のキープレーヤーとは

その他論文 2026年8月13日 247views コメント:0

儲からない市場を救う、協同組合の力 今の時代、高速インターネットは不可欠ですが、米国では深刻なデジタル格差が顕在化しています。特にインフラを整えるコストにお金がかかる農村部や低所得者が多い地域では、収益性の低さから投資家が所有する営利企業が参入を控えるか、低品質なサービス提供に留まる傾向があります。 Tulane UniversityのHyoju Jeong先生チームは、論文「Comparative governan…